過去問は個別具体的なもの
最近の本試験問題には個別具体的な事例問題が多くあります。
令和4年度の出題でも目立っていました。
しかし、そこで問われているものは、一般的抽象的な条文や通達の知識です。
一般的抽象的な知識が様々な角度から問われたその1場合として、ある年の事例問題があります。
そして、その事例はその年だけのもので、そのままの形で再出題されることは見込めません。
したがって、過去問を学習する際に最も大切なことは
【個別具体的な問題を通して一般的抽象的な知識を引き出せるようにする】
ということです。
特定の聞かれ方をされたときにだけ正しく対処できるというのでは、それは過去問を学習したことにはなりません。
過去問を嫌になるほど繰り返したにも関わらず択一式で基準点に届かないという方は、こうした意識が学習に不足しているのです。
一般的抽象的な知識はテキストに列挙されています。
過去問とテキストは常にセットで使われなければいけません。
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