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バラ3

年末年始は学習の疲れが出てくる時期

年末年始はまとまった休日が取れるという方も多く、この期間は年内に学習した内容の復習を集中的に行うにはうってつけです。ただ、時節柄、この時期に自身で決めたこうした学習のスケジュールを最後まで遂行することは、社会人受験生にとっては実に大変なことです。

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長い休みの中、不規則になりがちな生活で当初の集中学習の決意もどこへやら?実は、この時期に学習意欲が急速に冷え込んでしまうという方も少なくはありません。

一旦静まった心の炎は、仕事が年明けに再開してからも再点火が難しく、そのまま直前期を迎えるまでダラダラといってしまう場合もあります。

このことは、年の移り変わりで一旦仕事が区切りとなるこの時期に、秋から継続してきた資格の学習に疲れが出てくるということが少なからず関係しています。世間の作り出す年末年始のお休みモードの中でホッと一息つけるこのタイミングです。


原点に返って受験を決意した動機を思い返す

年末年始に一息つくこと自体は、学習の長期継続が必要となる受験生活には当然必要です。しかし、その後いつまでたっても「学習をしなければいけないことはわかっているけれども、全然やる気が起きない」という場合は、一旦原点に返りましょう。

なぜ自分が社労士試験に挑もうと思ったのかを改めて考えてみることです。このことは、その時間を学習にあてる数時間分以上に大切なものだと私は考えます。

受験動機は何も立派なものでなくても構いません。(→Chapter 1「なぜ社労士試験を受けるのか?」参照)

自分を奮い立たせるに十分な動機、これが学習開始から数か月を経た今も自分にとってリアルなものとして実感できるか?それが今もあるかどうか?という点が大切です。

もし、あなたにとってこの動機が今もなお生きたものであるならば、心の奥底からカーっと熱いものがこみ上がってくるのを感じるはずです。その情熱、憤り、使命感、反骨心、覚悟を学習に向けましょう。その強い動機のあるあなたであるならば、試験に受からなければならないのです。

逆に、こうした自身を突き動かす衝動が自分にはないと感じた場合には、この年末年始はこの試験の学習を継続するべきか否かを考え直す契機になります。


楽しいと感じるからこそ続ける理由がある

資格の学習とは、進んで自分の知らない知識を身につけるという、本来的には喜びに満ちた行為のはずです。

各種の趣味と同様に、特段に立派だなどと褒められるべき行為でもなければ、辛い苦行を積む行為であるはずもありません。辛いと感じるのならば、途中でやめれば良いだけのものです。

年末年始の休みを期に学習意欲が湧いてこなくなったという場合には、学習内容うんぬんを考える以前に、まずは‟自身の人生における社労士資格の位置づけ”という点に一度立ち返って考えてみることが大切です。

その結果、学習に向かう意欲が再度湧いてきたという場合には、その勢いのままにこの大切な年末年始の学習の機会を充実したものにしましょう。

問題はそれでも意欲が湧かないという場合ですが、一旦やりかけたことを自分には向いていないと考えてやめることは決して逃げではありません。大切なことは、中途半端な取り組みによって有限な人生の時間を浪費しないことです。

どうしても学習に意義を見い出せないということでの受験からの撤退の判断は、尊重されるべきものであると思います。

 


140字の合格言

人間は忘却の動物であるとはよく言いますが、重要論点をすぐに忘れてしまうこの困った特性があるからこそ、最愛の人との死別の悲しみからも立ち上がることができます。
しかし、この特性は同時に、8月の悔しさや11月の決意をもすぐに鈍らせるものです。
学習意欲の減退の原因の1つがここにあります。


140字の合格言

学習しているときに何度も無力感に襲われることがあります。
自分のやっていることが、ムダなことや終わりのないものに思えてきたり、同じことの繰り返しに思えてきたり。
模擬試験も直前期の緊張感もない冬の時期は、学習のモチベーションを保つことが難しい時期です。
ここで自分を客観的に見るのです。

 

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