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合格者といえども模擬試験では合格レベルにないことが多い

模擬試験を受験した後の自己採点で「高得点!このままの調子で学習を続ければ本試験はいけるぞ!」という明るい気持ちになれる方というのは、残念ながら殆どいらっしゃいません。

後に合格者となる方であっても、多くの方がこの時点では「全然ダメだ…このままだと今年の(も)本試験は不合格確実だぞ…」と顔面蒼白になって落ち込んでいるものです。

資格スクールのホームページなどに掲載のある合格体験記には、「模擬試験では択一式で30点そこそこの得点でしたが、本試験では55点という思ってもみなかった得点ができました」という内容のものがよくあります。

通常、模擬試験から本試験までの間は1~2か月ほどしかありません。その短期間でここまで急激に得点が伸びたというのは、一体どういうことなのでしょうか?この点は注目する必要があります。


残すは暗記のみの状態になれば急な得点力増加が可能

理由の1つには、単に資格スクールの作る模擬試験の問題が難しいということが考えられますが、本試験との得点差がここまで極端に違う程に難しいことはあり得ません。

合格者が短期間で得点力を伸ばすことができた理由。それは、模擬試験が行われた時点ではおぼろげな記憶であったものが、その後試験が近づく中での集中した学習によって一気に確かな記憶へと変わったからです。

合格者の多くは、全科目の学習がまだ浅い模擬試験の実施時点では、基本的な制度の枠組みは理解していても、暗記についてはなんとなくという不正確なものであるにすぎません。

労働保険徴収法で学習する継続事業の概算保険料の延納を例に説明すると、次のような状態です。


模擬試験実施時点での知識
保険料の額
→両保険成立で?0万円以上(片保険はその半分)又は事務組合委託済で金額不問
■納付期限
→第1期は7月10日(中途成立は?0日以内)、第2期は?月31日、第3期は?月31日で、事務組合委託ではそれぞれ2週間延長

この時点で問題演習(模試、答練等)を行っても間違いだらけになります。問題を解くカギになる細かな部分の暗記が殆どできていないからです。

ただし、合格者はこの時点までに継続事業の概算保険料の延納という制度の骨格自体は理解できているという点に注目してください。得点ができない原因は、あくまでも細かな部分の暗記が不十分であるという点にあるのです。

そして、全科目の弱点がこの暗記の点だけにあるのであれば、これは集中的な学習を行うことによって短期間で克服することができます。


本試験時点での知識
概算保険料の額
→両保険成立で40万円以上(片保険は20万円以上)又は事務組合委託済で金額不問
■納付期限
→第1期は7月10日(中途成立は50日以内)、第2期は10月31日、第3期は1月31日で、事務組合委託では第2期と第3期のみ2週間延長

ここで初めて知識が得点力に変わります。

試験直前の1~2か月間でこの状態に至ることが可能になるのは、模擬試験の時点までに知識の骨格は理解しているというベースがあるからです。合格者の方は、得点力の伸びない時期の学習においてもこのベース作りができています。

ベースがあるだけでは模擬試験での高得点は見込めませんが、このベースがしっかりとしていれば後の学習で得点力は飛躍的に上がります。

したがって、模試の不出来に感情を乱される必要はありません

 


140字の合格言模試問題の9割が本試験でも出題されるということはありません。
だから、模試の得点と本試験での成績の間に直接の因果関係はありませんし、模試得点から本試験成績を類推して悲観・歓喜する必要はありません。
模試を契機として知識と学習方法の偏りを矯正すること。
この継続で成績は飛躍します。


140字の合格言社労士試験での得点力は、比例直線型ではなく二次曲線型で伸びていきます。
退職金制度などと同じで、尻上がりに伸び率が大きくなるのです。
「学習時間に比例した結果が出ていない!」と焦ることなく、そこでグッと堪えて、それまでに続けてきた学習を継続しましょう。
その先に大きな飛翔があります。

 

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