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早期の学習再開より先にやるべきことがある

ここでは、本試験が終わってからの過ごし方について書きたいと思います。

まず、本試験が終了した後は、資格スクール等の各受験機関が公表する解答を基に自己採点を必ず行いましょう。合否診断の申し込みや本試験分析会への参加などは、関心のある方のみで結構です。自己採点を行うことで、客観的にこれまでの来し方を振り返り、行く末を考えることができるようになります。

受験生の中には、この自己採点を終えた後に本試験の翌日から、もう翌年に向けて始動する方が出てきます。各スクールでも受験講座に早期申込特典などを付して、こうした受験生の取り込みに必死になります。

さて、ここで考えたいのは、自己採点結果で不合格が濃厚という場合に受験生が最初にやるべきことは何か?ということです。

こうした場合は、すぐに来年の試験に向けて本試験問題の復習ぐらいはしておかないとと気持ちが前のめりになりがちです。本試験直後はまだ神経が高ぶっていますので、悔しさをバネにしてのやる気が衝動的に起こるのです。しかし、ここでは1度冷静になりましょう。

まだ本試験問題の解答・解説集も出ていない時期から早期に学習を再開する必要性はありません

学習を再開する前にまず、受験脳からいったん完全に切り替えて、試験日までにセーブしてきたこと(趣味など)に時間を費やしましょう。そして、それらを行う一方で、先に挙げた来し方を振り返り、行く末を考えることをしっかりと行うことが大切です。

具体的には、自己採点結果を基に試験日までの自身の学習への取り組みを振り返ることと、改めて再受験をするか否かを十二分に考えることです。すなわち、この合格マニュアルのChapter 1(社労士試験の本質)の各項目に戻って考え直すということです。

再受験の学習そのものは、例えば10月からの資格スクールの講座開講を待って開始しても、次の試験には間に合います。一番良くないことは、不合格を確信した直後から、悔しさの感情的衝動のままに間断なく次の学習を始めてしまうことです。


思索なき判断が長期受験化の一要因

言い方としては厳しくなりますが、結果として不合格が濃厚となったことには何らかの理由が必ずあるはずです。学習方法、使用教材、スクール選択、講師、学習姿勢、メンタル管理、体調管理、時間管理、学習計画、仕事との兼ね合い、急なトラブル…等。

これらのどこに反省すべき点があったのか?このことについての冷静な振り返りのないままに、結果として合格点に未達となった「今までの自分」の延長上にある判断だけで、ただ早くから学習を開始したところで、翌年度試験での劇的な変化は望めません。

また、情緒的な学習衝動による早期取り組みは、これと同じテンションをあと350日以上も持続できるのかという点でも疑問符が付きます。

社労士試験は、長く学習を続ければいつかは受かるという類の試験ではありません。十分な振り返りのないままに次の行動を急ぐこと、惰性でなんとなく学習を再開することが、本人がギブアップするまで続く長期受験生活を招いています。

本試験の終了後は、それまでの高揚していた気持ちをクールダウンさせつつ、冷静に次の人生をどう展開していくのかについて思索を深めることを第1とするべきです。学習の再開はそれからでも遅くありません。

 


140字の合格言

再受験に燃える方の熱い気持ちに水を指すつもりはありませんが、悔しさからすぐに本試験の翌日から学習開始をという発想では来年も厳しいです。
例えは悪いですが、これは賭け事に負けて頭に血が上った状態に近いです。
不成功に至った行動様式の延長上に成功はありません。
一度冷却期間が必要です。


140字の合格言

「熱しやすく冷めやすい」
長期にわたる受験生活で成功しにくいのはこのタイプの受験生です。
試験の終了直後から様々な声を目に耳にするようになりますが、まだ今後の方向性を決めかねているという方は、学習の再開を急がないでください。
ビジネス戦略に踊らされることなく、自ら踊ることが大切です。

 

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