胡蝶蘭(大)

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暗記していたつもりでも発生する買い忘れ

突然ですが、あなたはこれまでにスーパーやホームセンターなどに行って買い物をした後、自宅に戻ってから買い忘れがあったことに気付いたという経験はありますか?

多種多様な商品を取り扱うこうした店舗は非常に便利であることから、購入予定商品を「あれを2つ、それとあれも買って…」と事前にリストアップしておいて、1度で買い物を済ませるのに利用することが多いと思います。

しかし、このリストをメモにして書き出すことなく、頭の中だけに留めておいて買い物をした場合には、よく買い忘れが発生します。買うべき商品を頭の中で何度も反復して複唱しているにも関わらず、何かが抜け落ちてしまうのです。

実はこれに似たことは、受験学習においても起きています。


最初は内容ではなく個数を覚える

社労士試験の学習上の悩みとして、なかなか覚えられないという悩みは、おそらく殆どの方が経験するものでしょう。

これは、最初からテキストや過去問題集に書いてある”内容”を覚えようとして、そのことに失敗するからです。先の例で言えば、買うべき”商品名”を列挙して覚えようとすると、そこにはどうしても買い忘れが出てきてしまいます。

(メモに書いて買い物に持参する場合を別にすると)買い忘れを防ぐために必要なことは、買うべきもののリストアップをしたら、その内容”を覚えようとするのではなく”個数”を覚えておくことです。

例えば、全部で11の商品を買って帰ることのみをまずは頭に刻みます。その上で、次の段階として、食料品が5つ、衣料が2つ、生活用品が4つなどという内訳を覚えるようにします。

個数だけを完全に覚えておけば、リスト化した商品の一部を仮に思い出せない場合であっても、自分が何を買い忘れているのかは、実際の売り場を歩いてこの個数と照らし合わせて思い起こせば良いわけです。こうすることで買い忘れを防ぐことができます。


社労士受験対策としての暗記をどうするか

試験では買い物の場合とは違い、必要な知識(商品)をメモを見ながら取り出すということができません。したがって、どうしても暗記という要素は避けて通ることができないものとなります。

とはいえ、社労士試験は丸暗記で対応するには覚えるべきことの量があまりにも膨大な試験です。これを無理に丸暗記しようとすれば、早期に挫折することは必至です。

大量の知識を暗記するコツの1つは、内容と個数が共に重要な要素となるものについては、最初に覚えるべき内容の個数のみを覚えることです。

一例を挙げると、「日雇労働求職者給付金の支給日数は、印紙保険料の納付日数によって全部で5段階に分かれている」と最初に覚えます。

また、例えばA・BとC・D・Eとで内容的に違いのあるものについては、どれとどれが同じグループに属するのかを覚えるのではなく、どのような違いによってグループが分かれるのかを最初に覚えることとします。

これも一例を挙げれば、「厚生年金の被保険者期間は、離婚時みなし被保険者期間が含まれるものと含まれないものとの違いが重要なのだ」と認識しておくといった具合です。

具体的な中身を正確に暗記していくことは、一通りの学習を終えた後の復習時から少しずつで構いません。暗記については、最初は大掴みで捉えておき、徐々に細部を頭に馴染ませていくということを心掛けてください。

 


140字の合格言

受験対策で鍛えるべき力に【こじつけ力】と【当てはめ力】があります。
試験で問われそうな事項を【こじつけ力】をもって最終的に暗記した上で、初見の問題に対し【当てはめ力】を駆使して正答を導き出す。
【当てはめ力】は模試などで強化できますので、それまでは【こじつけ力】を高めることです。


140字の合格言

合格者の学習方法を参考にする場合は、昨年の合格者の方のものが最適です。
あまり以前の方のものでは、現在の試験とは性格が異なりすぎます。
また、その方には合っていたという方法論を無理に模倣する必要はなく、あくまでも参考に留めるべきです。
合格体験記は合格の高揚感から書かれたものもあります。

 

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