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類型3 他人のアドバイスを受け入れられない受験生

試験になかなか合格できない受験生が、無自覚のうちに陥ってしまっている5つの類型。の項では2つの類型を挙げました。この㊦の項では残り3つの類型を説明します。

第3の類型は、他人のアドバイスを素直に受け入れることのできない受験生です。これは、1度自分で決めたことを途中で変更することを良しとしない受験生、平たく言えば頑固な受験生に多い特徴です。

これは、最初から他人のアドバイスを受け入れることを拒絶しているということではありません。受け入れようとは努めるけれども、結果として自分の考えに従うことを選び、外部意見を受け入れることは性格的に困難であると言ったタイプの方です。

こうした方は、勉強法について講師に質問した際にも、講師のアドバイスをそのまま受け入れることが難しいようです。

まずは素直に受け入れてやってみる」という柔軟性が短期合格には必要です。


類型4 完全に理解しなければ気が済まない受験生

第4の類型は、完全に理解しなければ気が済まない受験生です。これは、第2の類型の説明の中でも挙げた完璧主義に近いものです。

受験生の中には、「なぜそのような点にこだわるのか?」という細かな質問や、「この場合はどうなるのか?では、あの場合は?」などという飛躍した質問をされる方がいらっしゃいます。

「そこはまあ、なんとなくこういうことだと理解しておくだけでいいですから、こだわらずに先に進みましょう。」と講師が言うと、「う~ん……」と納得のいっていない様子の渋い顔をされます。

ここでもやはり、第3の類型の説明でも挙げた、他人のアドバイスを素直に受け入れるということが重要になってきます。

また、完全に理解できないと先に進めないということでは、次に述べる時間の観点からも受験にはマイナスなのです。


類型5 時間感覚を意識した学習を行っていない受験生

最後の類型は、時間感覚を意識した学習を日頃から行っていない受験生です。

この類型は、不合格要因となる5つの類型の中では唯一の受験技術に関することであり、直接の合否結果に影響を与える重要なものです。具体的な学習方法については、合格戦略・戦術編(Chapter 4 答案解答の技術)の中で改めて述べたいと思います。

ここで主旨のみを簡潔に申しますと、要するに未知の問題を、1問3分・1肢36秒で解くことが要求される本試験(択一式)の対策は、日常の学習から時間(スピード)を意識して訓練していく必要があるということです。

一般的に言って、完璧主義で几帳面な人ほど、この解答スピードが遅いという傾向にあります。


不合格要因の5類型に陥っていないかの振り返りを

これまでに述べた5つの類型は、どれか1つに当てはまるものというよりはむしろ、相互に関連しているものです。受験生活が長引いている方の中には、これらの複数に当てはまるという方も多いのではないでしょうか?

そうした方も今回が初受験という方も、まずは、このような態様というものが合格を遠のかせる要因になっているということに意識的であることが大切です。

あなたの合格可能性は、これらの要因を常に廃することを意識して日々の学習を行うだけでも格段に高まります。これから先、学習姿勢の振り返りというものを定期的に行いましょう。

 


140字の合格言

小中高までの学習習慣で、私達には潜在的に100点を目指す姿勢が根付いてしまっています。
70点が取れれば合格できることは理屈としてわかっているのに、日頃の学習では100点を追及しているのです。
ただ頑張るだけでは合格できない。
頑張り方が大切だという社労士試験の難しさがここにあります。


140字の合格言

60ページを超える択一式の本試験問題で時間切れにならないこと。
日頃の学習では各科目の得点だけに意識がいきますが、得点を取るためにはまずは時間です。
対策は、同じ時間内に処理できる情報量を増やすこと。
これしかありません。
倍速で講義を聴く、短時間で問題を解く訓練を意識しましょう。

 

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