学校の立場、受験生の立場
昨日「判例をどこまで学習するか」について書きましたが、判例に限らず、受験学習には「何をどの程度まで学習するか」という問題があります。
それはスクールや出版社が目に見える形で示してくれるだろうというのはごもっともですが、ここで提示された教材や情報を等しく均等に取り扱うことでは、学習のやりすぎになってしまいます。
というのも、受験機関の至上命題は【網羅すること】にあるからです。
本試験で出題された内容は受験生に提示した情報の中に全て盛り込まれていた。
ここが理想です。
だから、情報には過去のレアな出題や非常に難解な部分、細かな部分が含まれます。
一方で、こうした内容の問題は、失点しても合否に影響のないものです。
従って、受験生の側では、逆にこうした情報を【切り落とすこと】が必要になります。
提示された情報に優先順位をつける。
ここでは受験生の主体的な取り組みが求められます。
判断の基準は過去の頻出事項にあります。
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