過去問を10回解いた方へ
例えばの話ですが、試験までに過去問を年間で各科目2回転させた方が5年間受験生活を送っているならば、その方は同じ問題を10回解いていることになります。
年間で3回転ならば合計で15回です。
この方が過去問の正答率が低いからと、次の年もまた数か月をかけて解いたとしても大きな効果が望めないような気がしないでしょうか?
正答率が上がったという場合も、それはもしかすると過去の体験記憶で正誤の結論を導いているだけかもしれませんよね?
このような場合は、まっさらなテキストを斜め読みして、太字や色字の部分の記述から「その部分で過去どのような出題があったか」を思い返してみることです。
引っ掛けパターンを列挙すると言っても良いでしょう。
それがうまくできない場合に初めて過去問を見て確かめるのです。
解くという1つのやり方に固執せず、別の角度から記憶の喚起を行いましょう。
これもまた過去問を軸とした学習と呼べるものです。
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