わかりやすさと得点力の乖離

一昔前と比較すると、明らかに独習ツールは充実してきたと思います。

図表やまとめの多い教材は視覚的な印象を伴った理解に優れ、内容が耳に残る音声教材や動画教材は独学の困難さをかなり軽減してくれます。

こうした教材によって、合格までの距離は確実に縮まったと言えるでしょう。

 

しかし、理解・暗記が得点力に変わるには、どうしても自力で乗り越えなければいけない壁があります。

それは初見の小難しい内容の文章を短時間のうちに大量に読むことです。

 

試験問題には図表は出題されません。

問題の読み上げもありません。

 

視覚や聴覚に訴える教材を試験日までに繰り返すことだけをしていると、本試験で求められるものとの間に乖離が生まれます。

だから、実力を試すためではなく、この乖離をなくすためにテキスト読みや模試受験が必要になります。

 

便利な教材を用いても、結局は難解な長文を読みこなす学習体力をつける訓練が必要なことを覚えておいてください。

 

 

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