法律資格の学習態様として
このコラムの中に「ゴロ作り選手権大会」、「ゴロ暗記に固執しない」というタイトルのものがあります。
すぐに忘れてしまう内容を語呂合わせで覚えてしまおうということ自体を否定しているものではありません。
ただ、私個人は、過去10年間を遡っても出題されていない内容や論点となっていない数字を語呂合わせで覚えることには意味がないと思っています。
ゴロ暗記には、確かに小難しい法律の学習内容を和らげてくれるような、思わずクスっとなる面白さがあります。
しかし、いくらそうした面白いストックを自作までして増やしてみたところで、それが本試験の得点に直結しないならば、受験対策としては全く的が外れています。
出題者はそんな数字で誤りの選択肢や選択式の空欄は作ってきません。
仮に出題された場合でも、そこでの失点では差がつきません。
資格に合格さえすれば良いのだからと考える向きもあるでしょうが、先の態様は努力の方向性が違うのです。
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