過去問には重要度がある

日常の学習で用いる過去問題集は、肢別・テキスト準拠・全問収録（最近数年分）であるものが多いと思います。

 

以前にこの問題集をｎ問ごとに解くことをお勧めしました（ここやここ）。

 

今度は収録された各問題の重要性について考えてみましょう。

 

問題集を何回か繰り返して解くことで正答率が100％に近づいていくこと。

このこと自体は大変に素晴らしいことです。

 

しかし、その完全性を目標に、理解できない問題を解く過程だけを無理に暗記しないようにしましょう。

 

というのは、１問を理解するために長い時間を要する問題というのは、本試験では捨て問題にしても良かった問題であることが多いからです。

 

試験問題には、絶対に落としてはいけない問題と、逆に落としても全く構わない問題があります。

全問が肢別にバラされて収録された過去問題集では、この現場での事情が全く見えないのですね。

 

学習効率を高めるには、繰り返し解くべき過去問を選別することです。

 

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